夏の子

30代/女性

30 件のレビュー

投稿日順 評価順

ヤマノススメ

4.5

埼玉の中高生が集まって登山を楽しむお話です。5分程のショートアニメです。登山はすごくハードルの高い趣味だと感じるのですが、仲間が徐々に増えたり最初は初心者向けの山から挑戦してることで「私も挑戦すれば登山が好きになるのでは?」と見入ってしまいました。彼女たちは真面目に登山をしているので基本起伏が少ないアニメですが、登山に興味をもつきっかけにもなりそうです。

2025.07.04 投稿

ゆるキャン△

4.5

アニメの実写版として完成度が高いでます。ビジュアル面ではさほど似つかないのですが、女優たちの声がゆるキャン△アニメ版のキャラクターたちとほぼ同じ声で、違和感なくドラマ版も楽しめました。 また富士山やキャンプのシーンが現実のままなので、アニメ版以上のリアリティが増しています。のんびり穏やかに時間が流れるので、ずっとほっこりした気持ちで楽しめました。

2025.07.04 投稿

きのう何食べた?

4.5

リアリティがあるBLドラマです。 BL作品は2人だけの世界に焦点をあてられがちですが、この二人は社会的に自立している中年カップルです。 特にシロさんは、親や職場に「結婚しなよ」と言われる度にゲイであることを隠し、悩んでいました。セクシャルの指向は非常に繊細な問題ですが、それでもケンジやご近所さん、ゲイカップルの友人と関わる中で少しずつ考えが変化していくのが興味深かったです。

2025.07.04 投稿

時をかける少女

4.0

友情と恋愛関係の狭間で揺れる男女三人のお話です。 細田守監督の映画は、青春の走馬灯とも呼べるリズム感があるエモさがあります。友情から恋愛感情が 芽生えることは、タイムリープを繰り返しても戻れなかったけれどでも生きてる限りは時間は進むものです。それは感情だって同じことなのです。

2025.07.04 投稿

リリーのすべて

5.0

アイナーとゲルダの夫婦愛の物語です。 画家のゲルダのモデルになったことでアイナーは徐々にリリィという女性として目覚めて行きます。 アイナーは「自分は女性なんじゃないか」と葛藤します。そのアイナーを支えて苦悩するゲルダは希望を捨てずにいました。ラストのシーンのゲルダの表情は、まるでそれまでの苦悩から救いを見出したようでした。 リリィの総ての原題は「デンマークの娘」です。それは、彼の人生のそのものでした。

2025.07.04 投稿

同級生

5.0

男子高校生のBL青春映画です。原作を持っていますが、中村明日美子さんの耽美な世界観を映像にするのは難しいのではと、見た後はそんな杞憂が晴れていきました。 繊細な感情の揺らぎと、甘酸っぱい二人の関係がとても尊いです。恋をする者同士のすれ違いはつきものですが、不安や思い込みやお互いを想う気持ちが一つ一つが丁寧に描かれています。

2025.07.04 投稿

ラッシュアワー

4.5

リー&カーターの捜査官コンビの終始コントの様なコミカルな会話が凄く楽しいです。 領事館の娘が誘拐され、そのマフィア組織を追うヘビーなストーリーですが、リー&カーターが活躍するシーンではそのシリアスさを感じさせない軽快なテンポで物語が進んで行きます。 アクションシーンも痛快で、ハラハラしながらもマフィアたちが吹き飛ばされると「やった!」とスカッとした気分になります。

2025.07.04 投稿

スクール・オブ・ロック

4.5

愛すべき音楽コメディ映画です。 主人公が売れないギタリストで、素行の悪さと横柄な性格からバンドを追放されるところから始まるのですが、モグリの教師として、子供たちに音楽を教えています。 有名なバンドのCDを子供たちに押し付けたり本来の授業そっちのけで子供たちとバンド活動をしたり本当にロックが好きなんだと、嬉しくなりました。 子供たちが主人公のモグリ教師に対してとても健気で和みました。

2025.07.04 投稿

ギヴン

4.5

情緒交流の描写がとても丁寧でゆっくりと時間が進んで行きます。 真冬が深い悲しみを抱えて生きているのですが、立夏を始めバンドメンバーとの交流が増える中で、徐々に才能が開花していきます。 どんなに辛い出来事があっても、温かい交流を重ねるとその過去は昇華していくのだなと、優しい気持ちになれました。バンド活動のシーンがとてもリアルで「バンド活動あるあるだ」と懐かしくなりました。

2025.07.04 投稿

スタンド・バイ・ミー

5.0

4人の少年たちが冒険をする物語です。殺人事件の死体を見に行こう、と、カバンに荷物を詰めて、暑い日差しの中進んで行きます。 私は夜になって主人公が親友と夢や将来の話をするシーンが印象的でした。家庭環境や努力ではどうにも出来ない理由があっても、その純度百パーセントの希望が、とても尊いものでした。もう戻れないあの頃の純粋さを思い出せた気がしました。

2025.07.04 投稿

ノルウェイの森

4.5

村上春樹が原作の映画です。ノルウェイの森は原作を持っています。 ナオコとワタナベの恋模様を中心に不穏さと静けさが終始話の中を取り巻いていきます。 ナオコは恋人の死から常に大きな虚無を抱えて生きています。 主人公のワタナベはナオコに恋をしていましたが、ワタナベはモラトリアムの最中を生きてる大学生の男の子で、ナオコの虚無を受け止めきれなかった様に感じました。

2025.07.04 投稿

トラペジウム

4.0

一番のアイドルになりたい、その目標を叶えるために何でもする、アクティブな主人公です。 主人公があまりにも一途で、勧誘したメンバーの気持ちを上手く汲むことが出来なかったのですが、 彼女はアイドルの輝きを求めた純粋すぎる動機故に暴走してしまったのだと思います。不器用でありのままの感情が見てて少し怖いくらいでした。

2025.07.04 投稿

ぼっち・ざ・ろっく!

5.0

内気だけど大胆なギターリストの後藤ひとりが、結束バンドの仲間と過ごす中で成長するお話です。 友達が出来たことがないぼっちは誤解される言動を度々とりますが、彼女はいざと言うときにギタリストとしてパフォーマンスを発揮します。ぼっちちゃんはバンド活動や仲間たちと不器用ながらに向き合うかっこいい女の子です。 それぞれ個性がある結束バンドのメンバーたちにぼっちちゃんは愛されています。ぼっちちゃんの若さ故の言動が話を重ねるごとに愛しさすら感じます。 楽曲もクールでパワフルで彼女たちの青春を垣間見れて、ワクワクします。

2025.07.03 投稿

オッドタクシー

4.0

一匹のタクシードライバーがミステリーと対峙するお話です。 小戸川はどこにでもいる普通のおじさんです。でも耳慣れない物騒な事件をきっかけに物語が不穏な方向に流れていきます。 普段、不穏や事件は対岸の火事のように眺めているけれどきっとそうではない…。そんなリアリティがじわじわと恐怖を煽っていました。それでも小戸川は彼なりに立ち向かっていきました。乗りかかった船なんでしょうか。小戸川は終始肝が据わっているので不思議と安心しながら物語が進んで行きました。

2025.07.03 投稿

BLACK LAGOON / BLACK LAGOON The Second Barrage

4.0

マフィアや運び屋のいわゆる裏社会の世界で暗躍するアクションアニメです。 拳銃の弾や爆弾が当たり前の様に飛び交っているのですが、登場人物の殆どは、そのスリル満載の日常を、どこか楽しんでいるようにすら感じます。それぞれの目的が交差する中でも、邪魔をする人間に容赦せず銃口を向ける姿に恐怖を覚えつつも、どこか勇ましさを感じます。

2025.07.03 投稿

南極料理人

4.5

海保の主人公が料理人として南極観測隊で任務をしている話です。 堺雅人さんは個性的な演技をするイメージがありますが、ほのぼのおっとりな性格で見てて和みました。とはいえ食材が限られているので、食材を観測隊のメンバーにつまみ食いされると静かに怒り諭していました。 またクリスマスや仲間の誕生日にご馳走を作るなど、人情味に溢れたところが見えて、堺雅人さんの魅力が再発見できました。 南極という過酷な環境で、料理をみんなで楽しむ、その温かい時間が癒しであり愛しい。とても穏やかな気持ちになる作品でした。

2025.07.03 投稿

海月姫

4.5

オタク女子と女装男子のコメディという触れ込みがあったので見ました。 月海はあまーずというオタク女性が集う古いアパートで生活していました。 クラゲが好きで、クラゲの絵をずっと描いてる月海は、劣悪な環境で飼育されてるクラゲを謎の美少女と救います。その謎の美少女は美しい女装男子でした。 そしてあまーずの女性たちを巻き込み、徐々に溶け込むようになります。あまーずには人形収集、三国志、枯れ専(おじいちゃんを好むマニア)、鉄道ファン、と、クラシックなオタク趣味の女性が集っていたことが印象的でした。 とても愉快などたばたコメディアニメですが、オタク女性たちの描写が妙にリアルで…共感性羞恥が働きやすい人にはお勧めしにくいです。

2025.07.03 投稿

シン・ゴジラ

4.0

エヴァンゲリオンの監督をしていた庵野秀明氏が監督・脚本です。エヴァもゴジラも好きなので、映画館でみました。 ゴジラが東京の街を破壊したり、そのゴジラを討伐するために政治家や自衛隊の人たちが右往左往するお話でした。私にとってゴジラは脅威で天災の様に人間が贖えるものとは思えないのですが、その脅威に立ち向かう人々が尊くかっこよい大人だなと感激しました。

2025.07.03 投稿

キャロル

5.0

愛の映画です。 本当は女性と付き合いたかったのに、世間の体裁もあって好いてくれた男性と結婚しました。その当時、同性愛者は病人扱いされる非道な時代だったのですが、それ故の悲劇の産物でもあると思います。 キャロルは子供をもうけていて、親として子を愛していましたが、同性愛である自分を否定できなかったんだと思います。キャロルはテレーザと出会い、自分を解放することを選びます。 そして子の為、夫と離婚する為、動き出していきます。 愛とはなんでしょうか、叶えられないことは罪なんでしょうか、と今一度考えてしまいます。

2025.07.03 投稿

プラダを着た悪魔

4.5

仕事やライフスタイルについて見直したくなる映画です。 主人公のアンディは大学院を卒業しジャーナリストを志す、上昇志向の強い女性です。ファッション雑誌の編集長ミランダは厳しく要望もおおく正に悪魔の様な上司です。ただ素晴らしい雑誌にしたいという高い意識の元、悪魔にならざる負えなかったのですが。 アンディはその悪魔のような上司の元、健気に仕事をするのですが恋人や友人に「アンディは変わってしまった」と距離を置かれてしまい「目標の為に何かを諦めるって寂しさがあるんだな」と切なくなりました。 キラキラした生き方には憧れますが、自分なりの生き方を選ぶことは大事だと改めて考えるきっかけになりました。

2025.07.03 投稿

葛西臨海水族園の世界(全国流通版)

4.5

とても硬派な番組です。私は葛西臨海水族園が好きで、行くたびにしっかり楽しむのですが、展示されてる深海魚やペンギン、淡水魚、マグロへの理解を深めるために見ています。この番組単体では味気がないとは思いますが、実際に行くことでこの番組の魅力に気が付きました。

2025.07.03 投稿

ニッポン遊泳紀行 ロバート秋山の市民プール万歳

4.0

ロバート秋山さんが市民プールに行って、ご飯を食べるだけの番組です。お水の話や、人に寄っては「おいおい」と感じるシーンもあるのですが、妙に続きもみたくなる、食べれば食べる程に味わいが深くかんじる、なんとも癖になる番組です。好きな人はとても好きだと思います。私はその一人です。

2025.07.03 投稿

ツレがうつになりまして。

5.0

鬱病をテーマにしているだけあって、もっと重たい内容なのかと思っていましたが、鬱病で心療内科に通う夫に対して、妻が病気に対して理解を深めようとする姿勢と夫のそのままの感情が見える話でした。 雪が降ってるシーンで「電車も止まって、会社もいけなくなって、そのまま世界が止まればいい、」と誰に向かうでもなく呟くセリフがあるのですが、鬱でなくても共感しやすい視点のセリフだと感じました。 妻は漫画家なのもあって、独創的かつのんびりした視点で夫を見守っていました。妻役の宮崎あおいさんがとても可愛くて優しく温かい作品でした。

2025.07.03 投稿

紳士は金髪がお好き

4.0

マリリンモンロー主演のコメディ映画です。主人公が心のままに動いてしまう姿にハラハラしながらも愛しさが芽生えます。 見せ場の部分で美麗青年ダンサーズが踊ってるシーンがあり「その当時の映画は独特の形で楽しいを表現をするな」と妙に関心しました。少女がそのまま大人になってしまったような主人公の言動が人によってはただただ不愉快に思えるでしょうが、私は「中学の同級生にこういう勝手だけど人気者な女子いたなあ」と思いました。どこか懐かしい気持ちで楽しめる映画でした。

2025.07.02 投稿

パーマネント野ばら

5.0

菅野美穂さん主演の映画です。ちいさな島国を舞台とした、静かで悲しい物語です。主人公の女性は恋をして、そして恋にとりつかれていました。そのまとわりつくような悲しみがありのままに表現されています。 この作品に救いがあるとすれば、主人公の苦しみを受け入れ見守る友人がいることです。寂しさを感じながらも、愛を求めてしまう、人間らしい感情に溢れた映画でした。好みがかなりはっきりしますが、私は大好きな映画です。

2025.07.02 投稿

鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

4.5

ミステリーとサスペンスが混同する映画です。昭和の高度成長期前半を舞台としています。 しかし、その時代にもそぐわない重く暗い展開が続きます。 その中でもゲゲ郎と水木の関係性は静かな救いのように感じる展開が続きます。後半は物語の展開が大胆になっていきます。水木作品特有のじめっとしつつグロテスクな描写が多い中、人間の驕りに警鐘を鳴らし、愛がこの世界を静かに包む様に思えました。

2025.07.02 投稿

マダム・イン・ニューヨーク

5.0

主人公のシャシは現代でいう専業主婦という立ち位置で、英語を話せないコンプレックスで傷つく ことがあれど、母として奮闘していました。そのシャシがコンプレックスである英語学習を通して、尊厳を徐々に取り戻していくハートフルな映画です。 シャシの大胆にも変わろう、変わりたいと努力する姿勢に尊敬の念を抱きます。 シャシを見守る家族も、その様子を見て驚き戸惑いながらも受け入れてた優しい世界を垣間見ました。

2025.07.02 投稿

昭和元禄落語心中 -助六再び篇-

5.0

私はブロマンス作品と捉えてますが、友情というには浅く、どろっと濃い関係と言えます。 菊比古は助六の落語に焦がれ、それ故に落語に対して呪われています。しかし縋るように救いを求めてる姿がとても胸に刺さります。 身近な天才に苦しむ姿がとても苦々しく泥臭く見終わた後も考えさせられる作品だと思います。 一期は重たい展開なのですが、二期は救いを見出して終わります。

2025.07.02 投稿

天使にラブ・ソングを…

5.0

名作映画です。なんと言ってもシスター聖歌隊がコミカルにゴスペルを歌う シーンに何度繰り返し見ても圧倒されます。サントラ楽曲が配信されているので、よく聴いています。 物語もハラハラする展開ありつつなのですが、コメディ映画なのでドキドキワクワクと楽しく見ることができます。 ハリーポッターでマクゴナガル先生役として活躍していたマギー・スミスさんも修道女役として出演しています。マギースミスさんの演技、大好きです。

2025.07.02 投稿

ルックバック

5.0

藤本タツキ氏が秋田出身だそうで、東北の澄み渡る景色がそのままに再現されています。 巧みに天気や夕焼けなど、主人公二人のの心境が見事にリンクしています。 とても心が動かされる映画です。私はルックバックを見た後に、もう会えない友人のことを思い出しました。力強い友情の映画でした。

2025.07.01 投稿